ママが私になるところ

2児の母が、1人の『私』に戻る日常ブログです。

知らなかった一面/吉田篤弘『うかんむりのこども』

こんばんは。

 

今日は家に実家の両親が遊びにきてくれました。

しかしあいにく朝から夕方まで夫が車を使っていたため車で遠出はできず。お家でお昼を食べてから、市のお祭りに行ってきました。シャトルバス出ててよかった。

 

じいじとばあばが大好きな我が子たちは、一日一緒に過ごせる嬉しさから大興奮。いつにも増して浮き足だってそれをなだめるのが大変です。走り回ってこけたり、悪ふざけが過ぎたり…

 

地元企業の子供向け体験ブースや美味しいそうな屋台が立ち並ぶ中、屋内ではジュニアオーケストラの演奏会がちょうど始まっていました。いいタイミングだからと聞きに行ったはいいですが、まぁ我が子はすぐに飽きて会場を出るだろうと勝手に思っていました。結果、なんと約45分間。最後までしっかり聴いていました。

これは驚きでした。あまりじっとするのが好きでなく、走り回る方が好きな(だと思っていた)上の子が、自ら「最後まで聴きたい」と静かにしていたのですから!

元から音楽やダンスは好きでした。今日たまたまかもしれないし、オーケストラの魅力をしっかり噛み締めたのかもしれない。どちらにしても我が子の新たな一面をみることができて母は嬉しかったです。

 

普段から節約生活且つ食事にこだわりのない我が家の食事は、ルーティン化しており変わり映えがありません。毎週の献立がほぼ決まっていますが誰も文句も言いません。

一方私の実家は皆食べること、美味しいものが大好き。母がパートで忙しかったこともあり外食も多かったですし、出先で食べ物を買い食いすることも、新しい食材を試すことも大好きでした。

昼食を挟んで遊びにきてくれる時は大体外食、そうでない日はスーパーで溢れんばかりのお惣菜やお弁当、スイーツにお菓子にジュースを持ってきてくれます。

ついつい欲張ってたらふく食べて、普段と違うものを大量摂取して胃の調子を悪くしてしまうまでがセットです笑

でもそんな日が楽しみでもあります、じいじばあばありがとうね。

 

感想文 吉田篤弘『うかんむりのこども』

「ウ」かんむりの「子」、つまり「字」です。

文字をテーマにした珍しい文字エッセイ。落語のような軽快な語り口調が面白くてどんどんページをめくってしまいます。この本のカテゴリーはなんなんだろう?世の中にはいろんな本があるんだなぁ…

大人になってなんとなく過ごしていると気がつきませんが、小学生になって漢字を習い始めた時に私はいろんなことを考えていました。

「品」って漢字、ダンボールが積み重なってるみたいだなぁ、だから「しな」なのかな?

門構えの文字って多いな、「門」って本当に「もん」の形してるよなぁ。考えた人すごいよな。

漢字に対する疑問や発見を改めて知ることができる、私としては子どもの頃に戻ったような無邪気な気持ちになれる本でした。

 

特に好きな話は『三人寄れば』の回です。

それぞれ名前に「春」が使われている3人の女性の会話で話が進んでいきます。

女が3人集まると「姦しい」、つまりやかましい。

水晶の「晶」の字、お日様が3つ集まるくらい輝いているのかな。

「春」は「三」「人」のお「日」さま。つまり私たちは輝いてる、ダイヤモンド!

いつも何気なく使っている文字がるんるん踊り出すような素敵な本でした。