ママが私になるところ

2児の母が、1人の『私』に戻る日常ブログです。

感謝したい人

こんばんは。

 

私は朝から大慌てでした。

用事のため、9時に次女を連れて家を出ないといけないのに、

起きてすぐ次女のオムツ漏れ!お皿を盛大にひっくり返す長女!パパ在宅なのはわかるけど、自分のお皿2〜3枚くらい洗って!こういう日に限って洗濯物山盛り!!

刺々しい気分で洗濯物を干していた私は、ある人をふと思い出しました。それは社会人間もない頃にお世話になった会社の上司でした。

 

私は新卒で入社した会社でヘルニアを発症。1年早々に退職し半年ほどリハビリをしたのち、10人規模の小さな会社の事務員に転職しました。

受発注や見積対応が主な仕事でしたが、(ありがたいことなのですが)捌き切るのもやっとの大量の注文処理、取引先の無茶振りも多く残業も多く、皆へとへとでした。

社内の雰囲気も殺伐とし皆の仲も悪く連携が取れず…大変でした。

そこの事務方を取り仕切っていたのが私の上司であり教育係の、いわゆる御局様でした。

私は仕事を抱え込み、つい焦りからイライラした雰囲気を出してしまっていたようで、

局)あれぇ、(私)さんもそうやってイライラするのね〜

私)あ、すみません…でも注文は溜まっていくし無理ばかり言われてどうしていいのか…

 

局)「焦ってもむしろミスを誘うだけだよ、開き直るじゃないけどさ、一旦深呼吸して目の前のこと冷静に淡々とこなすしかないのよ。そうすればそのうち終わるから。意外とすんなり終わって間に合うこともあるよ。…間に合わないこともそりゃあるけどね。」

 

まだ経験も浅い未熟者の私は、当時ただただそのお局さんが苦手!でした。しかし今になって、あの人が教えてくれたことが身に沁みたのです。

 

「若い子は好かないんだけど、(私)さんはうちの娘より若いし、おっちょこちょいで目が離せないからどうも憎めないのよね〜」とも言われました…

 

当たり前のことかもしれませんが、仕事が溜まったのなら一つひとつ淡々と終わらせて行く以外方法はなく、焦っても無駄なんです。無知な私はそんなことすら知りませんでした。

私の助けがないといろんな事ができない子ども達の世話をしながら家事をしていると本当にこれは日々大切なことだなと感じます。

 

今その方が何をしているのかも、当時の会社がどうなっているのかもわかりませんし、会うことは叶わないかと思います。

でも今改めて伝えたいです。

 

あの時は手のかかる後輩ですみませんでした。あのアドバイスが今も生かされています。ありがとうございます。