ママが私になるところ

2児の母が、1人の『私』に戻る日常ブログです。

器用に生きたい人生だった/今月4歳になる娘

こんばんは。

 

少しだけ自分語りで申し訳ないのですが。

私は幼少期からずっと、不思議ちゃんや天然と言われることが多くありました。子どもの頃は大して気にも留めていませんでした。でもなんとなく他の人と(悪い意味で)違うというか、テンポが遅かったり考え方が少し変化球なところがある気はしました。

そして一言で言えば『要領の悪い』人間でした。

苦手な教科の勉強など、授業はきちんと聞いてノートをとっていた私ですが、居眠りやずっと授業中におしゃべりをしている子よりも成績が悪いことがありました。

納得いかなくてモヤモヤした気分になりましたが、同時に自分が『要領の悪い人間』であることにもなんとなく気がついていたので、

私が人並みになるためには、人の何倍も努力するしかないと考えていました。

特に苦手だったプログラミングの授業。毎回居眠りしていた友人たちとは違い、私は毎回起きてノートを取り(当たり前なのですが…)、わからないことは質問をして、夏休みは理解できるまで補修に明け暮れていました。結果、私だけが試験に落ちました。

そういうことです。

 

私は今、困難にぶち当たっています。

学生の頃は、人並みになるために人の何倍も負荷を掛けるしかない運命を受け入れもがいていましたが、大人になるといろんな人に出会い、そんな自分が嫌になるのです。

とにかく賢くなんでもそつなくこなしてしまう人、それは私の夫。

部下には威圧的な態度なのに、上の人にはいい顔をして気に入られている人、仕事の先輩。

フットワークが軽く、緊張せず純粋に物事を楽しめる人、仲良しのママさん。

 

失敗やトラブルを極端に恐れ、要領も良くなく、生真面目なのに結果を出せない。

でも世の中には私ができなくてずっと現在進行形でもがいていることを、さらりとやってのけて、器用に要領よく(つまり自分と真逆の)生きている人がいる。という事実を突き付けられ辛くなるのです。

その人たちに嫌悪感を抱いているわけではありません(パワハラ先輩以外)、自分に嫌悪感…どうしたらそうなれるか?そうなれなくても、どうしたら近づけるのか?ウジウジ悩んで文句を垂れていても仕方ないので、きちんと改善策を考えたい今日この頃です。

 

もうすぐ4歳の娘へ

3月末が誕生日の長女。今日は幼稚園のお誕生日会でした。

3月末生まれ、幼稚園より前の頃はやはり同い年の4月など早いお誕生日の子と比べるとずっと赤ちゃんでした。

その上食事に睡眠も苦労したり悩むことが多く、気の強い性格から他の子を押したり叩いたり手が出てしまう時期もあり、私自身もゴールの見えない辛い手探りの育児でした。

でも負けん気の強い性格を生かし、おむつも本当に早く卒業してくれました。自分と同い年の、自分より大きなお友達と一緒にいろんなことをしたいと、お話も歩くのも一生懸命頑張ったのかなと勝手に思っています。

お誕生会で一生懸命、そして楽しそうに歌って踊って、同じクラスのお友達と楽しそうにお喋りしている姿を見て少しうるっときました。

 

長女へ

賢く優秀な子に…それはなれたらなれたで良いことだけど、人生はそれだけじゃないよ。世の中にはいろんな人が居るよ。生まれ育った環境も価値観も違う人ばかり。いいなと思う人もいれば苦手だ嫌いだと思うこともあるよ。

それでもどうか、困っている人がいたら手を差し伸べてあげられる人になってください。人の痛みのわかる人になってほしいです。